信仰とは、悟りへの乗物ともいえます。

 

より確実な乗物として、日蓮大聖人さまは「実乗の一善」と表現されました。

そして、そこに「帰せよ」とは、

そこを揺るがぬ定点(心構え・意志)とし、

それを勇気(行動)と知恵(悟り・学問)として世の中を見つめながら、

世界全体の苦しみや被害、心的ストレス(自然災害・戦争・人的災害など)が除かれる(無くなる)ように祈りを捧げ、

そして救いたいと誓願(思うこと・念ずること)することです。

 

どんなに小さくても、この誓願(祈り・思い)を持ったとき、人は幸せを感じられます。

この幸せが世界中に弘まれば、真実の和平が必ず訪れることでしょう。

それは、あなた一人の心から「世界の中がこうなればよいのにな」と思う(念ずる)ことから始まるのではないでしょうか。

 

日蓮大聖人さまが書かれた『立正安国論』において、「正」とは、「一に止まる」と書きます。

この書では、一善に帰することを意味しているのです。

 

「国」とは、国家だけではなく、人が人として生きている場所であり、自然や文化芸術なども含んでいます。

 

日蓮大聖人さまは、予想される苦難を恐れることなく、「安国」を祈られたのです。

 

 

平成28年9月1日