新しい年を迎えました。
新年(信念)とは、過去に思いを馳せ、未来に向かって志を立てる時でもあります。
ふり返りますと、人間の存在とは奇跡の連続の賜です。
両親が出会って生まれ、また、両親も祖父母がいてこそ生まれました。
この奇跡を十代遡りますと、1024人になります。
この中の一人でも欠ければ、現在の私たちの命は誕生しませんでした。
今を生きている私たちの命は、奇跡の連続が生み出したものなのです。
この尊い「生命(いのち)」に合掌(慈悲で満ちあふれた心)する姿を育てる一年にしていきましょう。
このご遺文は日蓮大聖人『祈祷鈔』の一文です。
正しい信仰者への守護の姿について論を述べられています。
信仰の善悪による守護の姿を示され、そして守護の元となるのは報恩感謝(お礼とお詫び)の心だと述べられています。
さらに、合掌(祈る姿・思う心)して正しい信仰に目覚め、安穏な人生(私たちが幸せに暮らせる世界・世情)をおくり、
未来の成仏(幸福=安心・立命して暮らせる世界、未来を支える子どもたち)を祈ることを諭しているのです。
平成28年1月1日