今月は、春のお彼岸を迎えます。

皆さんが今ここにいることが、世に出てきていることが、生活できていることができるのは、ご先祖さまのお陰です。

ご供養をもって感謝(お礼=ありがとうとお詫び=ごめんなさい)する春のお彼岸です。

 

さて、皆さんが「仏さま」とよばれるているのはどなたですか?

お釈迦さま、観世音菩薩さま、阿弥陀さま、薬師さま…?

しかし、その中でもご先祖さまを「仏さま」と呼んでいませんか。

実は、この思いは先祖供養に重きを置く日本人の宗教観の表れといわれています。

 

その「ご先祖さま」があの世で安らかに過ごせるのは、

ご本仏釈尊(お釈迦さま)がご先祖さまを見守り導いてくださっているからなのです。

 

皆さまがお彼岸でご先祖さまを供養することは、そのご本仏釈尊にも届いており、

そして想像をはるかに超える大いなる功徳を、ご自身が積んでいることにもなるのです。

 

上記の文章は、日蓮大聖人さまに生涯深く帰依(お仕え)した南条時光氏に宛てた書状の一部分です。

時期は大聖人さまが亡くなる年の2月末でした。

日蓮大聖人さまは、ご自身が重病のとこにありながらも、大病する時光氏に対し、日頃の堅固けんごな信心をたたえ、

「その功徳で必ずや病気は平癒するであろう」と励まされました。

そのお言葉通り時光氏は見事病を克服全快し、その後90歳の長寿を全うされました。

 

功徳を積むこと、自分自身がたとえ怪我であろうが病であろうが、

一生懸命に尽くすことが大事であると、大聖人さまはおっしゃられています。

ただし怪我や病をしていると体は不自由です。

体は無理をせず、心で願いそして誰かを通じて、または物事を通じて思(想)い尽くすことが大事なのです。

「人の心の中において、供養は思(想)いなり、ご祈祷は感動なり、人生は感謝なり」と。

 

春のお彼岸、どうか誠意(思い)を込めて、仕事の中でも会社の中でも家庭の中でも行動し、

そしてご先祖さまの供養をいたしましょう。

 

令和4年3月1日                   法修山 一心寺