「新年、あけましておめでとうございます」

年が明けて、新年を迎えての最初の挨拶が「あけましておめでとうございます」を口にされるでしょう。

 

人は、喜びごとがあると、まず「おめでとう」といいますが、

その語源を辿たどると、諸説の一つに「賞賛しょうさんする」意味の「めで(愛で)る」にはなはだしいさまを示す「いたし」が付いて

「めでいたし」となり、それが縮まって「めでたい」となったそうです。

つまり大いにたたえるべきことなのです。

 

それでは「めでたい年」にするにはどうするでしょうか。

それは、人頼みではなく、自ら称賛にあたいする善根を積む努力が重要になります。

その心がけの第1歩は、すべてに向かって謙虚けんきょになることではないでしょうか。

 

謙虚とは、控えめであり、慎ましいこと。また自分自身の能力・地位などにおごることなくへりくだり、

相手に対して素直に意見を受け入れ接することです。

人の性格や態度などを指す言葉で、相手を立てることができ、自分と違う意見なども受け入れ、

相手を選ばずに素直な態度で接することのできる人です。

 

「謙虚」の意味にもあるように、謙虚な人はとても素直です。

しかし、素直であるとは思ったままを言動にうつしてしまうことではありません。

相手の意見などを、自分の意見とは違っていてもしっかりと耳を傾け聞き受け入れることです。

 

また、謙虚な人は、常に感謝の気持ちを忘れることはありません。

他人に何かしてもらった時など、どんなに小さなことでも忘れずに感謝をします。

感謝の気持ちを言葉や態度でしっかりと示すことができるのです。

よく「報恩ほうおん感謝かんしゃ」の言葉を耳にしますが、まさにこの言葉通りではないでしょうか。

 

令和4年が始まりました。

どうか感謝の気持ちを忘れることなく、また自分一人ではなく、周りの人々のお力もあることも覚えていてください。

さすれば今年も、自分自身にとって良い年になるのではないでしょうか。

 

令和4年1月1日                   法修山 一心寺